レンタカーの寿命はあるの?
レンタカーを借りる時こんな疑問はありませんか? レンタカーはどのぐらいの頻度で入れ替えるのか?車検は何回の車検までレンタカーで利用しているのか? レンタカー利用の前にレンタカー寿命について考えてみます。
レンタカーの寿命はあるの?
大手レンタカー会社の場合、新車をおろしてから入れ替えるまでのサイクルは1~3年と言われていますがこれはレンタカーの寿命が来たからではありません。
主な理由は、新しいモデルに人気が集中するからです。新型車が出ると旧モデルは借りてもらいにくくなります。
特に自動車メーカー系のレンタカー会社であれば、新型車が発表されればユーザーへの宣伝に利用しようと考えます。
最近流行りの中古車レンタカーの場合は、そもそも新車ではありませんので、車が売れてなくなってしまったり、使えなくなる状況になった時が入れ替えのタイミングということになるでしょう。
年式・走行距離はひとつのバロメーターにはなりますが、最終的には正しいメンテナンスや整備点検を行なっているかが肝心なポイントとなってきます。
いくら年式が新しくても、ずさんな管理をしている車はすぐに駄目になりますし、年式が古くても、しっかりと整備された車は長く安全に乗っていただけます。
基準が厳しいレンタカーの点検・検査
レンタカーは不特定多数が様々な乗り方をすることから、一般の自家用自動車よりも厳しい検査基準が設けられていることをご存知でしょうか?
例えば車検は、新車登録の2年後。その後は毎年受けることになります。
一般の自家用自動車は新車登録の3年後。その後は2年ごと受けることになります。(※軽自動車は除く)
また、車両の点検整備についても、6ヶ月に1度の法定点検と貸出ごとの日常点検を実施することが法律で義務付けられています。
大手レンタカー会社だけでなく、全てのレンタカー事業者が提供する車は、このような安全基準をクリアしているというわけです。
レンタカーの年式・走行距離は安全面からのひとつのバロメーター
一般的な中古車は、初度登録から10年・走行距離10万Kmがひとつの目安になります。
しかしながら、レンタカーは貸出ごとの点検と厳しい整備検査を受けているので、その限りではありません。
むしろ長期間乗られずに放置されている中古車とは違い、故障リスクや安全面でも安心して乗っていただける、申し分ない優良中古車であることが多いのです。
乗って気に入ったら買えるレンタカー?!
そこに目をつけた、新しいビジネスモデルがあるのを皆さんはご存知ですか?
最近の中古車販売店では、在庫の中古車を売れるまでの間レンタカーとして貸し出し、「乗って気に入ったら購入できる」スタイルが流行りつつあります。
一般的に、中古車販売店での試乗は困難なことが多いはずです。そもそも、ナンバープレートがついていないケースが多く、仮に試乗できたとしても、店の近所をくるっと1周程度ではないでしょうか?
これがレンタカーですと、試乗の範囲に制限はありません。
高速道路での長距離走行を試したり、雪道での走行を試したり・・・と、実際の使用用途にあった試乗ができます。
試乗をすることで、購入後の不安が事前に解消されるわけです。
「乗って気に入ったら買えるレンタカー」として全国350店舗で展開するレンタカーグループもありますので、購入や試乗目的で車を借りてみてはいかがでしょうか?
まとめ:レンタカーの寿命はあるの?
レンタカーの寿命はあります。
一般的には新車をおろしてから入れ替えるまでのサイクルは1~3年。
これはレンタカーの寿命が来たからではなく、大手や自動車メーカー系のレンタカーが、
新車PRとして利用しているからです。
中古車を利用する格安レンタカーでは新車PRという考え方がないため、原則「走れる」まで寿命は続きますが、レンタカー会社の車検は非常に厳しいため安全面は問題ありません。
ただ、あまりにも古い車をレンタカーとして利用いただくのは…
ということで、格安レンタカーはレンタカーを販売するという事業展開も行っています。
少し複雑ですが、レンタカー業界のレンタカーの寿命に対する考え方です。