多様化する帰省スタイル
そろそろ年末、そしてお正月です。
多くの方が実家へ帰省される時期ですね。
近年ブームになりつつある、レンタカー帰省をご存知ですか?
マイカー(自家用車)を持っていない人からそうでない人まで、帰省にレンタカーを利用する人は近年増えており、年末年始やお盆期間などを対象にした大幅割引もあったりします。
若者のクルマ離れや、経済的理由でマイカーを持たない(持てない)人が増えたことに加え、車のダウンサイジング化が進み、7〜8人乗りのミニバンを所有する人はめっきり減りました。
「普段乗りは軽自動車、大人数での移動や旅行はレンタカーで。」という人も随分と増えました。
帰省の手段として新幹線や飛行機もありますが、大人数だったり、赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃるような家族の帰省は、何かと大変です。
そんな時にはレンタカーがオススメです。
レンタカーでの帰省のメリットは⁉
・荷物の持ち運びが不要なので楽
・大人数で行くと料金的に得
・乗り換え無しで現地まで行ける
・出発時刻や乗換時刻など気にしなくて良い
・時間の制約がないので自由度が高い
・飲食OK、わいわい騒いでも大丈夫
・人目を気にしなくてよい
など、色々あります。
それに、レンタカーだと、人数や用途にあった車を選べますし、ハイブリッドカーを選べば長距離移動も経済的です。
レンタカーは、洗車や掃除も不要ですから、すぐに出発ができ、後片付けも不要!
とても楽ちんですね。
レンタカー帰省のデメリット(リスク)は⁉
しかし、レンタカー帰省にもデメリット(リスク)はあります。
・渋滞がひどい
・運転者が疲れる&お酒が飲めない
・事故のリスクがある
リスク回避のためにも、事前に十分な準備と手立てを立てましょう。
帰省時のレンタカー利用で注意すべきこと
年末年始は渋滞がひどいケースが予想されます。
帰省ラッシュは分散化の傾向にはありますが、まずは時間に余裕を持った無理のない行程を立てましょう。
運転に不慣れな人は、疲れやすくなりますので、サービスエリアでの休憩をこまめに取ることをおすすめします。
休憩は事故リスクを減らすことにもつながります。
運転を交代できる人がいる場合は、運転者をローテーション制にするのもいいでしょう。
お酒に関しては我慢するよりほかはありません。
この時期はお酒を飲む機会も増えますので、絶対に飲酒運転をしないように徹底しましょう。
免責補償のオプションに加入する
万一の事故に備えて、免責補償のオプションに加入することをおすすめします。
免責補償とは、レンタカーで事故を起こした場合に支払いが必要となる免責額の負担金が0円になるオプションです。
1日1,080円〜という金額に設定されていることが多く、リーズナブルな料金でいざという時の出費を抑えることができます。
負担金が10万円近い金額になるケースも有りますので、個人的には加入必須だと思います。
カーナビやETCなどの装備品も事前チェックを
渋滞時や不慣れな土地に行く際に役立つのがカーナビです。
事前にカーナビの有無を聞くようにしましょう。
最近では、最新型のカーナビを標準装備しているレンタカー会社も多いですが、用意できない店舗もあります。
(スマホやタブレットで代用できるケースもありますが)
また、レンタカーで高速道路を使っての帰省の場合は、ETC搭載かを確認のうえ、レンタカーを予約しましょう。
長距離ドライブでなにかとメリットが多いのがETCです。割引が受けられたり、料金所でのお金をやり取りする手間が省けたりと、渋滞緩和にも繋がります。
ETCカードを持っていない人向けに、ETCカードを貸してくれるレンタカー会社も最近では増えています。
お子様連れでの帰省の際は、チャイルドシートやベビーシートの有無も確認しましょう。
自身で持ち込むことも可能ですが、借りたほうが楽な場合が多いです。
レンタカー会社によっては、チャイルドシートやベビーシートの取扱いがないケースもありますので、事前確認をしておくと安心です。
スタッドレスタイヤもチェックする
スタッドレスタイヤとは、ゴムの材質と溝の形状とを工夫し、凍結した路面や積雪のある路面でも滑りにくくされたタイヤです。
北海道や東北・北陸・山陰地方など、雪道を通る可能性がある場合は、レンタカーにも必ずスタッドレスタイヤが必要です。
降雪後や降雪中の高速道路では、スタッドレスタイヤを付けていない車が通行禁止になることがあります。そうなると、最悪の場合引き返すことにもなりかねません。
スタッドレスタイヤは、積雪路以外で走行してもまったく問題ありませんので、スタッドレスタイヤが装備されたレンタカーを借りれば、出発から到着まで手間も心配も不要です。
レンタカーの帰省で、寒冷地や雪道を走る場合はスタッドレスタイヤ付きのレンタカーを予約するようにしましょう。
スタッドレスタイヤ付きレンタカーの料金は?
レンタカー会社によって料金は違いますが、オプション料金として設定されていることが多く、一回の貸出につきが~2,000円程度です。
地域によって、スタッドレスタイヤが標準装備されていたりするレンタカー会社もあります。
スタッドレスタイヤでさらに雪道を安定して走るのなら、4WD(四輪駆動)がおすすめです。
4WDとは、4輪全てを駆動輪としているクルマのことを指します。
牽引力が強いので、雪の上などの悪路を走行するのに向いているクルマといえます。
2WD(二輪駆動)でもスタッドレスタイヤを装備していれば問題ありませんが、4WDだとさらに安定して雪道を走行することが可能です。
帰省のレンタカー予約はお早めに
ゴールデンウィークや夏休みとならんで、レンタカー需要が高まるのが年末年始です。1ヶ月以上前から予約が入り始める需要期なので、予約は早めがおすすめです。
帰省の当日や前日に予約を取ることはとても困難です。
日にちに余裕を持って、予約を入れるよう心がけましょう。
最近では、24時間WEB予約が可能なレンタカー会社も多いので、仕事が終わったあとの夜中でも予約をとることが可能です。
帰省でのレンタカー利用まとめ
・時間に余裕のある旅程を組む
・運転者が複数いるなら、交代制で運転を分担する
・事故に備えて、免責補償に加入する
・カーナビ搭載車かを事前確認する
・ETC搭載車かを事前確認する
・チャイルドシート(ジュニアシート)の有無を事前確認する
・雪道を走るのならスタッドレスタイヤ装着車を予約する
・年末年始の予約は早めにする
安全運転で、便利快適なレンタカー帰省をお試しあれ!