レンタカー初心者のためのレンタカーチェックリスト

レンタカー初心者のためのチェックリスト

Ⅰ.レンタカーについている設備を確認しよう

レンタカーには様々な便利な装備があります。でもレンタカー初心者の方にはどんな場合にどんな装備があったらいいのか判断するのはなかなか難しいですよね。

なので、こんな場合にはこんな装備がレンタカー会社で車と一緒に借りることができますよという事例をご紹介したいと思います。

1.安全にスムーズに目的地に着くために

それはなんといってもカーナビゲーションシステム、いわゆるカーナビです。

目的地を電話番号やカテゴリーから検索し設定すると、そこまでのルートを案内してくれる優れものです。たとえ設定したルートを逸れてしまっても、ルートを再検索して誘導してくれるので慌てて元の道に戻らなくても大丈夫です。道路地図を読むのが苦手な人でも安心です。

それから高速道路を利用する際、料金所を通過するときにはETCカード車載器があるとスムーズで便利です。料金所を通るたびにお財布から現金を出さなくて済みますし、何より料金所で待たなくてもいいからです。カーナビもETC車載器も、現在はほとんどのレンタカーではオプション料金無料で標準装備されています。

ETC車載器を使って料金所を通過する際には専用のカードが必要です。お手持ちのクレジットカードの会社で発行することができますが、多少発行までに時間がかかるので事前に準備しておく必要があります。準備できなかった場合には、レンタカーの店舗で有料で貸し出しをしているところもあります。その際はレンタカーを返却するときに料金の精算をします。

2.法的に義務付けられているもの

道路交通法では、6歳までの小さなお子さんを車に乗せる際にはチャイルドシートを使用することが義務付けられています。

一括りにチャイルドシートと言われていますが、乳児用、幼児用、学童用とお子さんの体格に合わせて3種類あります。
国土交通省のホームページにその内容が記載されています。
https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02assessment/child_h20/type.html
お子さんの体格に合わせて種類を選び、レンタカー予約時にチャイルドシートが必要であることを伝えましょう。

使用する際は正しい取付方法をレンタカー会社の方に聞いて、きちんと取り付けましょう。

また車のシートベルトは身長140センチ以上の人間を対象としています。6歳以上であっても身長が140センチに満たない場合は、学童用のチャイルドシートを使うと安全性が高まります。

3.駐車の時にあると助かるもの

何年運転しているベテランドライバーでも、いつも運転しているものと異なる車種を借りたとき、戸惑うのが車を車庫入れなど駐車する時。運転初心者の方々はなおさらだと思います。特にバックで車庫入れしなければいけない時、車体の感覚がわからなかったり、車の陰に隠れて置いてあるものが見えなかったりでぶつけてしまうこともあるかもしれません。

そんな時に助かるのがバックモニターです。バックで車庫入れの時に車の後方が画面で確認できる上、誘導線を表示してくれます。またアラウンドビューモニターといって運転している車を俯瞰的に車体の周りをモニターで確認できるものもあります。死角がなくなるので駐車の時は安心ですね。

バックモニターが装備されている車両は現在増えつつあります。予約の際に問い合わせてみましょう。

4.冬季でのドライブに必要なもの。

冬季にレンタカーを借りて、スキーやスノーボードに行きたいとなったとき、車にも雪道対策が必要です。

雪がよく降る地域は別ですが、通常は雪のない道路用のノーマルタイヤがレンタカーにはついています。

雪道を走らなければならない時に必要なのがタイヤチェーンやスタッドレスタイヤです。

タイヤチェーンは雪道に入る前にタイヤに装着しなければなりません。車初心者の方には装着作業はかなり大変です。なのでスタッドレスタイヤをお勧めします。スタッドレスタイヤは雪道も普通の道路も、両方走れます。乾燥した道路からそのまま雪道に入っても安心です。

またスキーやスノーボードを出発地から持っていきたいとなった時には車の天井に取り付けるスキーキャリアが必要です。

これらのオプション装備はレンタカー会社によって内容や料金が異なります。事前に必要な装備を確認して、予約の際にレンタカー会社に伝え、必ず確認することが重要です。

Ⅱ.レンタカーの保証を確認しよう

レンタカーの基本料金には自動車損害保険、自動車損害賠償責任保険という基本的な保険料が含まれています。もしレンタカーで事故を起こしてしまった場合、相手の車や乗っている人に被害を与えてしまった場合、賠償金がその保険から支払われます。

しかしながらレンタカーを借りた人も賠償金額の一部や、借りたレンタカー会社に対して営業保証金を負担しなければならない仕組みになっています。

1.免責保証

レンタカーで事故を起こしてしまった場合、レンタカーが加入している保険で被害を受けた方に賠償金が支払われると前述しました。しかしその賠償金のうちレンタカーを借りた人が負担しなければならない金額があります。その金額を「免責額」といいます。

免責額はレンタカー会社や車種によっても異なりますが、最大で十数万円という金額になる場合もあります。しかしながらレンタカーを借りる際に「免責保証制度」に加入すると、その支払いを免除できるようになります。免責保証制度の加入は義務ではありませんが、レンタカー会社では加入を進めているところが多いようです。

2.NOC(ノンオペレーションチャージ)

事故を起こして借りた車両が修理が必要となった時に、その修理期間中の休業補償として借りた人がレンタカー会社に支払う料金のことをいいます。

NOCの金額はレンタカー会社により異なりますが、一例としては
・自走できて自力で店舗に返却できる場合: 2万円
・借りた車が自走できない場合:      3万円

最近のレンタカー会社ではNOCも免除する保証制度があります。

事故はいつどこで起こるかわからないので、免責保証制度やNOC免除を保証する制度を採用しているレンタカー会社を選びましょう。

またレンタカーを借りるときにには、
基本料金+オプション料金+免責保証制度加入料+NOC免除制度加入料が必要だと思っておいた方がよいでしょう。

Ⅲ.レンタカーの特徴を確認しよう

レンタカーを借りると、乗る前にレンタカー会社の方と車の周りをぐるりと回って車体に傷がないかどうかの確認をします。その時に車の特徴を覚えておきましょう。

まずはレンタカーの色とナンバー。観光地で駐車場に停めたとき、同じような車種と色の車がたくさんあります。色とナンバーを覚えましょう。

特に給油口。車体の右側にあるのか、左側にあるのか。レンタカーは返却する時、ガソリンを満タンにして返却するのが基本です。ガソリンスタンドに入った時、給油機のどちら側につければよいのか迷わなくて済みます。

Ⅳ.100円レンタカーおすすめの初心者向け記事をご紹介

これまでにもたくさんの初心者の方に向けて、レンタカーのことをわかりやすくご紹介した記事があります。その中からおすすめの記事をご紹介します。

ごれらの記事を参考にしていただいて、初心者の方でも気楽にレンタカーを利用することを知っていただきたいと思います。ぜひご利用ください。